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  • odakagu

300㎞

更新日:2023年5月30日

近頃は遠方から旅行に来た機会にご来店いただくことが多くなりました。


前々は生活の拠点によっては、たくさんの時間と経費をかけないと必要な情報にも学びにもたどり着けない労力の大きな差がありました。

今でいえば「推し」のエッセイストや作家にあこがれ、その人たちが世界中の素敵なものや果ての果てからいろんなことを教えてくれました。

帆布のバックが欲しくて手書きのカタログと色見本の小さな生地を取り寄せ、厚さや色に形や大きさに想像を膨らませながら楽しくイメージしました。注文はFAXで品番と色を伝え制作を依頼。

ただただ一流品に出会ってみたかった。


すとんと惹かれるものに出会ってもらえたから片道300㎞の配達に行くことになり。こんな状況は昨今の出会いの形がスピーディーであり、情報を発信しやすく受け取りやすい環境になったゆえにあると改めて気が付いたはるばるな道のりでした。

かつてもこれからも自らを虜にする「もの」を求める旅を、しなやかに続けていけたらなと思っています。


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